作業療法士学生の皆さんへ

実習前にすべき事

ここでは、実習前にやっておくべき事を書きたいと思います。
ですが、ここで一つ注意しておきます。
ここで書く事は、「身体障害領域でバイザーを勤める私ことO君のところに実習に来るときに前以てやっておくべき事」であり、全ての実習地に当てはまるものではありませんので、その旨覚えておいて下さい。

事前学習について
言うまでもありませんが、知識は学生としてある程度のものが求められます。
各種疾患論・評価法・治療法はしっかりと押さえておいてください。
学校で準備されている教科書内のことが把握できていれば心強いかと思います。

評価法について
評価資料については学内で先輩方から集めたり、評価法の本からコピーしたりとたくさん持ってくる学生が多く、それでほぼ事足りると思います。
けれども、評価資料集めが主となり、その評価を実際に使ってみることをしてこない学生が多いように見受けられます。
学生間で練習することは最低限ですが、できれば、その評価法を全く知らない御両親や祖父母に試してみることをお勧めします。
評価の説明や動作の方法等、評価法を知らない方相手に評価できるようになるということは、実習に対して大きな武器となります。
私のバイジングする学生がよく悩むADLに関しての評価については、別項に書かせていただきましたのでそちらをご参照下さい。

治療法について
治療法については実習中に学ぶことも多くあるのが事実です。
しかし、教科書的な治療法を応用したものも多く取り入れていますので、まずは、教科書内の知識があることが前提となっての指導となります。
ROM・MMT等、評価法がそのまま治療法に応用できるものも数多くありますので、わたしの場合は事前学習としては、評価を重視させてもらっています。

その他
礼儀としてのものとなりますが、一週間から十日ほど前には実習先に連絡しておきましょう。
当たり前のことですが、実は私は学生時代に連絡が遅れてバイザーから冷ややかな反応を受けたことがあります。
以後の実習がかなり厳しくなってしまう場合もあるのでご注意を。
また、身だしなみと体調もしっかりと整えておきましょう。
実習は体が資本です。
実習中はどうしても体に負担がかかってしまうので、実習前にはしっかりと体を休めておいて下さい。
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