作業療法士学生の皆さんへ

O君のバイザー観

先項、「バイザーとの関係」にて、バイザーとの関係を良好にするにはバイザーが何を求めているのか知らなければならないと書きました。
全ての作業療法士に共通するわけではありませんが、私自身のことについては書くことができるので、少しでも参考になればと思いここに書かせていただきます。

私がバイザーとして学生に求めるものは以下のとおりです。

@学生としての知識が豊富なこと
A患者様との会話ができること
B自ら質問したり、行動を起こせること
C努力する姿勢

特に重要なのが「B自ら質問や行動を起こせること」です。

私の受け持った学生で考えてみると、自分から質問を進んでしたり、患者様の送迎や訓練時のタイミングの良いヘルプ等、自ら進んで行動する学生には私自身、少し甘くなっていたように思います。(まあ、元々が結構厳しめですので、学生はそれでも辛かったんじゃないかと思いますが・・・)

実習中、自分からのアクションが非常に少ないと感じた学生は、やはり点数届かず、私の実習は落としてしまいました。(この学生は学校の配慮により、無事卒業したそうで・・・ちょっとほっとしました。)
正直、できるだけ落ちないように配慮したつもりだったのですが、このまま合格にするには今まで私の下で頑張った他の実習生に申し訳ない完成度だったために、学校預かりの形で帰し、私の実習は不合格とさせていただきました。

@とAに関してももちろん重要なのですが、@は学校で配られる教科書レベルが概ね理解できていれば大丈夫です。(それでもかなりの勉強は必要だと思います。)
Aは患者様と世間話ができれば、ほぼOK。(難聴の方も多くおられるので、相手によって話し方を変える技能は必須です。)

Cは実習生ならばみんな努力していると思いますが、最近はたまに努力をしない実習生も見受けられます。
そういった学生は、はっきりいって論外です。

以上、あくまで私の場合ですが何かの参考になればと思います。
本当にバイザーによって違うので、あまり参考にならなかったらごめんなさい。
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